成年後見開始の審判申立て又はアパート解約どちらから着手?

アウトリーチした地域包括支援センターより相談依頼。早速急行。Cさん身寄りなし、年金4万円(月換算)、預貯金残高約30万円、認知症、長谷川13点、現在入院中。成年後見開始の審判申立て又はアパート解約どちらを先に着手したらよいか迷っていますとのこと。スバリ!アパート解約ですね。なぜなら、家財処分で約12~15万円、司法書士の報酬も同様。預貯金が尽きた時点で生活保護の受給は可能ですが、問題は解約後の原状回復費用です。原状回復費用に保護費は支給されません。すべて実費負担です。保護受給中の実費負担はかなり酷な結果となります。先に家財処分及び原状回復費用で預貯金を費消し、後で成年後見開始の審判を申立てましょう。市町村長申立ては公費負担が可能です。私は後者をおすすめしました。来週病院でカンファレンスとのこと。結果が楽しみです。仕事につながるといいな(*´ω`*)

市町村長申立ては公費負担が可能です。アパート解約を先に着手しましょう。

2025年10月12日